Neusiedler See(ノイジードル湖)周回: 72kmサイクリング

Neusiedler See(ノイジードル湖)について

Neusiedler See(ノイジードル湖)はウィーンの南東、オーストリアとハンガリーの国境に広がるでっかい水たまりです。水たまりというのは、この湖の成り立ちが理由です。Neusiedler Seeは、Steppensee(ステップ湖)とよばれる顕著な川の流入出のない、雨水が主な水源であるとても浅い湖だからです。

水深も最大でも2mくらいしかないようで、雨や蒸発の影響を受けて水位が大きく変化します。Wikipediaによると、地質学的な調査ではこの湖は過去に少なくとも100回は完全に干上がったようで、2022年にも大変水位が低い年がありました。

そんなNeusiedler Seeには実は苦い思い出があります。過去に一度、サイクリングのために車に自転車を積んでやってきて、実はウィーンで車の鍵を無くしたまま走行してきてしまった場所なのです。あの時は周りを巻き込んで色々と迷惑をかけてしまいました。それ以来、リベンジの機会もないまま年月が経ってしまいました。

リベンジしたいと思いながらも、水の透明度がなく泳ぐ気にならないのでNeusiedler Seeに行くインセンティブがあまりありません。 あるとすれば、湖沿はほとんどアップダウンがなくフラットなので、距離を稼ぐサイクリングができることくらいです。


ある7月の週末、オーストリア全体の天候が不安定ですが、ウィーンを含めたオーストリアの東側だけは天気が持ちそうな予報になりました。そこに現れたNeusiedler See周回のアイデアはまさにリベンジの渡りに船。しかも実際に渡り船に乗るルートの72kmを走るルートです。今回はそのサイクリング記録です。

Neusiedler See周回サイクリングルート

そんなNeusiedler Seeの周回ルートは、主に2種類あります。

いずれのルートもほぼアップダウンはなく、湖畔の平原エリアに点在する街を繋いで走ることができます。他にもいろんなルート設定が可能で、Rustという街から湖を斜めに横断すればもっと短い距離に設定することも可能です。


実際に72kmルートを走った記録

今回のサイクリング概要

走行距離:72 km
かかった時間:5時間(ランチや休憩含めて7時間)
天候:晴れ、気温30度前後

サイクリング風景

この日は午後からは南側で天気が崩れる可能性があるので朝早めの出発です。Neusiedlersee am Seeの湖畔の大きな駐車場に車を停めてスタートしました。

市街地から出るとずっとこんな風景が続きます。全体の9割はアスファルトの道ですが、途中にところどころ砂利道があります。ダートロードが苦手なロードバイクの人は車道に逃げた方が得策です。

湖畔東側には、ところどころに展望台が設置され、湖を眺められるようになっています。ただし、ステップ湖であるNeusiedler Seeは透明度が高いわけではないので感動が少ないうえ、湖畔は葦のような草が覆う湿地帯のような感じです。

湖畔の東側は景色は単調ですがわかりやすいルートでした。

llmitzの渡し船乗り場までスムーズに到着です。渡し船はハイシーズンの現在(7月)は、30分に1本。自転車で周回する人が多いので、自転車を積み込むのもとてもスムーズ。llmitzーMörbisch間の湖の横断のために乗船していた時間は15-20分ほどでしょうか。距離にすると5kmほどだと思います。

渡っている間は気持ち良い風に吹かれて快適です。湖はこんな色をしています。ただしこれは不衛生なのではなく、きっと太鼓の昔から天然でこの色なのです。その浅さゆえ、細かい砂の粒子が舞っているような感じです。

渡し船の到着地は、かつてSUPで通過したことのある湖畔のステージがある街でした。

少し走って西岸の街、Rustでランチ休憩です。

今年も居ました、屋根という屋根にコウノトリ。だいぶんお子さんが大きく育っていて、もう大人と区別ができない大きさになっていました。

あっちの屋根にもこっちの屋根にもコウノトリ。飛び立つ姿を見ていると、大きく羽を広げてふわっと浮いたと思ったら、ほとんど羽ばたくことなく上昇気流に乗って旋回しながらどんどん上昇していきます。すごい省エネ。

この地域はワインも有名で、葡萄畑の中を走っていきます。

Rustを出ると、湖畔西側は市街地や農地を通過することが多く、緑色の自転車道の看板を常にチェックしていないと迷います。

午後に入って気温も上昇。暑さもあって何度かドリンク休憩を挟みました。行動時間5時間ほどで出発地点のNeusiedler am Seeに到着して、周回終了。

ここで最後に広がる湖を眺めながらのんびりと夕食を食べて帰宅しました。

周回しての感想としては、やはり全体として湖脇を気持ちよく走るエリアは少ないのと、湖の美しさへの感動は薄い、でも空が広い開けた風景は気持よかったです。

のんびり走って食べてコウノトリ見て全体で7時間ほど。フェリー移動を差し引いて72kmほどの工程となりました。

4年越しのリベンジ、完了しました。


過去のNeusiedler See周辺のアクティビティ記録

2022年の水位が異常に低下した時の記録

SUPでRustからハンガリー国境に向かった記録

夏にコウノトリが飛来することで有名なRustの街の様子

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