4時起きで出発しました。ザルツブルクに至った頃、朝焼けが綺麗でした。
オーストリアのザルツブルク州にあるKitzsteinhorn(キッツシュタインホルン)は、毎年早いシーズンインを楽しんでいる氷河のスキー場です。色々と思うこともありながらも、今年も10月初めにスキーシーズンの営業を開始してくれました。その翌週に2026/2027シーズンインしに行ってみました。


あちこちで霧に包まれる高速道路。冬の訪れを感じます。何度この霧を通り抜けて高速道路を走ってきたことでしょう。

Zell am Seeの近くに至ると、湖の上には雲海が浮かんでいました。ロードバイクでMittersillまで走ったこの谷筋の道も秋の様相です。Kaprunのトンネルを抜けると、Kizsteinhornへ向かう山道に入ります。



夏に通ったときは気づかなかったのですが、チケット売り場が立派に建て替わっていました。なんか変な六角形の木造の小屋だったように思うのですが。

ゴンドラを3回乗り継ぎ、一気に標高を上げます。まだ氷河のスキー場は、昨シーズンから溜めてあった雪を伸ばしただけの短いコースです。Alpine Centerから上部だけの営業です。それでもアイテムを置いたパークも設置してあり、フリースタイル族がたくさん。そして、ナショナルジャージを着たキッズレーサー達がコースを1本借り切って練習しています。お客さんのほとんどがこの2カテゴリ。あとは1人で来ているおじさんと私、そして少数の物好きの人たちのみのゲレンデです。




滑るコースが限られているので、のんびりの初滑りです。目的は滑ることもあるけど、今年のシーズンインのご挨拶なので。
コースはよく整備されていました。一部、氷河の氷が露出していてツルッツルでしたけど。



滑る場所も限られているので、つまんなくなって、久しぶりに二つの展望台の両方に行ってみみました。まずはいつもの方。ここからダムが見えていたことに気づいたのですが、方角的に夏に行ったKaprun高地ダムではなさそうでした。





ふたつ目はちょっとトンネルを降ります。このスキー場(山)、Kitzsteinhornの山頂のトンネルには、永久凍土について学べる展示があります。永久凍土とは、一年を通して凍結した状態にある地盤のこと。アルプスでは標高約2,500m以上の岩盤や岩屑の中に見られるものだそうです。
地表付近は季節によって凍結と融解を繰り返すが、地下には一年中凍った層が存在する。しかし、近年の地球温暖化によって地中の温度が上昇し、岩盤が不安定になることで落石や崩落の危険性が高まっています。実際、今年もスイスやネパール、あちこちで氷河の崩落がありました。ここでは、地下30mまでの温度測定や地中レーダー、地震波などを使った永久凍土の研究も行われているそうです。
また、この地域では古代ケルト人やローマ人の時代から金の採掘が行われ、15〜16世紀にはヨーロッパ有数の金・銀の産地として栄えた歴史もあるんだとか。こんな標高の高い場所に金を採りに来ていた人間がいたなんて。
永久凍土の解説などを眺めながら「ゆっくり歩きましょう」のサインに従ってゆっくり歩きます。だって標高3000m超の場所なので。




そしてトンネルを抜けるとこの景色。KItzsteinhornのさらに奥の氷河も見えて、いつまでも眺めていられる景色です。この氷河がいつまでも残っていてほしい。後世に残っていてほしい。



ちゃんと滑りました。休憩や展望台探索を含めて5時間ほど。





そして、下山したら主目的である2020年11月11日に起こった事故の慰霊碑を訪れました。もう次にいつくることができるのかわからないので、近寄ったら必ず訪れることにしています。

亡くなられ日本人の方と思われるお名前の慰霊のステンドグラスの前で少しだけたたずみました。ここで遊ぶことをゆるしてくれると良いのですが。

