Sölk Passで登山とブルーベリー摘み

オーストリアで登山する時、私は地形図から場所を選ぶことがほとんどです。お昼休みや電車の中では地形図を眺めている時間がとても長い。その中で、気になる場所をメモしておいて、後日、そのメモの中から良さそうな登山ルートがあるかどうかと、駐車場の場所を確認して、実際に行く。という流れ。

そんなわけで気になっていたSölk Pass(ゼルク峠)という標高約1,790mの峠を起点にした登山に行くことにしました。

Sölk Passの場所

ここSölkpass(ゼルク峠)は、オーストリアのSteiermark州(シュタイアーマルク州)、Niedere Tauern(ニーダータウエルン山脈)に位置する、標高約1,790mの峠です。Sölk Passは、EnnstalとMurtalを南北に結ぶ山岳道路上の際標高店にあり、周辺は自然豊かなNaturpark Sölktäler(ゼルクタール自然公園)に指定されていて、ドライブやツーリングにも人気があるようです。

北側のSchladming(シュラートミング)方面からは、Ennstal(エンス渓谷)を東へ進み、Stein an der Enns(シュタイン・アン・デア・エンス)からL704号線に入り、St. Nikolai im Sölktal(ザンクト・ニコライ)を経由して峠へ向かいます。南側からはMurau(ムーラウ)方面からSchöder(シェーダー)を経由してアクセスできます。

例年、10月頃から5月頃までは冬季通行止めになります。

かなりの峠道なので山道の運転に慣れてからいきましょう。


Sölk Passからの登山ルート

今回プランしたのはこんな人知れずのルート。高低差800mほどで4時間ほどのルートです。後半に、ちょっと高度感(怖い人は行かないように)があるルートです。お子さんが安全に歩けるルートではありません。


登山風景

登山道はあちこちに広がっています。峠近くに車を置き歩き始めました。登り始めは緩やで幅広の農道をのんびり歩きます。だが、何か見える。

近づくにつれ、それが巨大な黒い牛であることがわかりました。

めちゃくちゃ怖い。

標高を上げていくと少し登山道が狭くなりますがテクニカルレベルは低いままで安全に歩けます。

誰もこない登山道。

自分たちの歩く足音と話し声と風の音だけ。

北側、Ennstalに向かう谷が綺麗に見えています。

最後の登りの手前のコルまでいったところで覗き込んだ反対側の景色に感嘆の声が出ます。

地形は、みるからに氷河によって形成されたなだらかな谷や高山草原で、見事です。稜線だけを見ているとスムーズに見えますが、一つ一つの頂に目をやると険しい山々が稜線を織りなしており、この辺りのアルプスらしい風景。下の方にはマーモットが暮らしててもおかしくなさそうな風景。

山頂付近は風が強く寒かったため、風の当たらない山腹まで引き返してランチをとります。誰にも会いません。ひとっこひとりいない静かな山で最高の景色をおかずにご飯。本当に自由な時間です。

私は自由を求めて山を歩いているのです。山を歩いている時だけ、自由を感じるから。この自由を共有できる人となら一緒に歩ける。そうでなければ1人で歩くだけです。

ブルーベリーを摘んで歩く

もうシーズンは終盤だし、小ぶりな粒ばかりでしたが、ブルーベリーが残っていたのでちょっと摘んでつまんで食べて歩きました。

ちょっとマイナーすぎるルートを歩きましたが、本当に良い山域でした。

Sölk Passの最標高点へ

そしてSölk Passの最標高点に行ってみました。ここから星空を観測しようというのもここに来た一つの理由です。確かに峠の高い標高で澄んだ空、そして開けた南側。とても良い場所です。カメラをセットして待てば良い星空が撮れそうです。しかし、風が寒い!!

結局、寒さと雲の流れから、場所を転戦して観測することにしました。

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